「Soul
in 釜ヶ崎 〜魂の痛みを聞く〜」
8月25日、シンポジウム&ライブ「Soul in 釜ヶ崎〜魂の痛みを聞く」が阿倍野区民センターで開催され、約400人が参加しました『主催:「Soul in 釜ヶ崎」実行委員会=世界宗教者平和会議日本委員会(WCRP)青年部会・金光教平和活動センター(KPAC)・大阪宗教連盟・釜ヶ崎支援機構・釜ヶ崎の街再生フォーラム。後援=同和問題にとりくむ大阪宗教者連絡会議(大宗連)。賛同=金光教大阪センター他』
第1部はシンポジウムで、釜ヶ崎反失業連絡会共同代表の本田哲郎氏と、天理大学教授の池田士郎氏からの発題に続き、4人のパネラーより各々の立場から話があり、実際に野宿を強いられている労働者の過酷な状況や、労働者の心の支えとなること、宗教家としての立場からの人の救済等について話題が供されました。
また、宗教学者の鎌田東二氏が、「魂の痛みを聞く」と題して講演され、自作の「神道ソング」を熱唱しながら、「自分の魂の中から響いてくる声に耳を傾けながら、巡礼をしていくような人生を生きてゆきたい」と語りました。
第2部は、和楽器集団「独楽(こま)」による演奏で、和太鼓を中心とした、琴、尺八等の演奏が披露されました。
今回のシンポジウムも支援活動の一つで、シンポジウムの参加費から釜ヶ崎支援機構にご寄付頂きました
実行委員会「世界宗教者平和会議日本委員会(WCRP)」の青年たちは、シンポジウムに先立ち釜ヶ崎を訪れ、野宿生活者への米飯とイワシの缶詰・水の提供奉仕をされました。センターの1・3階フロアーとその周辺で、1000人分。参加者は「ありがとう」といわれる人が多く、暖かいものを感じた、と感想を述べていました。
▲夜間宿所の湯沸かし器を使ってアルファ米を戻し、詰める。▲センターでの配布
萩之茶屋駅周辺まちづくり研究会発足
「大阪市まちづくり活動支援制度」の規定による推進団体としての認定を受けて、「萩之茶屋駅周辺まちづくり研究会」が発足した(当法人は法人会員として参加)。
萩之茶屋駅周辺のごみ問題や生活環境の悪化等の課題に対し、子ども達がすくすくと健やかに育まれ、お年寄りや住民が安全で明るく暮らせるようなまちづくりを目指し、自らがお互いに協力して将来の私たちのまちのあり方や基盤施設などのあり方などを検討し、まちづくり構想を策定することを目的としている。
あいりん臨時夜間緊急避難所に関する地元説明会(平成12年1月)を契機として、地域住民の有志が相寄り地域の清掃活動・環境美化活動をおこなってきた。
写真は第2回会合。
日頃のご支援 ありがとうございます。
*いつも、寄付、カンパのご協力ありがとうございます。毎月定期的に寄付金やカンパを送ってくださる方もいらっしゃいます。
8月下旬頃には、石川県の農家の方から玄米2,100kgをお送りいただきました。この玄米は、精米に出して釜ヶ崎の三角公園で炊き出しをしている団体「勝ち取る会」へ提供し、炊き出しに使わせていただくことにしました(「勝ち取る会」による炊き出しは、毎週火曜日と土曜日の週2回行われています)。
皆さんから頂いた衣類、日用品、毛布、食糧等は、野宿を余儀なくされている労働者に提供させて頂いています。
また、9月上旬には、部落解放同盟西成支部より寄付金50万円を頂きました。ありがとうございました。
その他に、靴やイワシの缶詰など企業からの物資の寄贈が増えています。