今年も盛況のうちに終わる
〜第31回 釜ヶ崎夏祭り〜
8月12〜15日の前夜祭を含む4日間、釜ヶ崎の三角公園で、「第31回釜ヶ崎夏祭り」が第31回釜ヶ崎夏祭り実行委員会によって行われた。
盛り上がったイベント・屋台 13〜15日の3日間、春風うららさん、珠木奈美さん、今里哲さん等17組のアーティストによるバンド演奏や演歌が披露された。最終日の夜には毎年、労働者の人気を集める曽野恵子さんが登場、大勢の労働者の喚声に包まれた。
また、スイカ割り、のど自慢大会、綱引き、相撲大会、腕相撲大会等、地区労働者だけでなく、三角公園周辺や遠方から来た人々も参加、周りで見ている観衆と一体となって盛り上がっていた。また、連日盆踊りがあり、地区労働者もそうでないものも共に輪になって踊り、楽しんだ。会場内には、そうめん、焼き鳥、イカ焼き、カキ氷等の屋台が立ち並び、盛況であった。
慰霊祭 釜ヶ崎の街では、路上で亡くなるなど身寄りなく行き倒れになる人が絶えない。会場の一角に、釜ヶ崎で亡くなった人々の名前が掲げられ、焼香台が設けられて花が供えられた。物故者名簿を丹念に眺め、アイツも死んだかと驚く人、死んだアイツの名がないのはかわいそうだという人、様々な思いを込めて手を合わせていく。15日には祭りの前半で、慰霊祭が行われ、一同黙祷して祈りを捧げた。
西成公園でも盆踊り また、8月31日には、西成区津守の西成公園でも、恒例の盆踊りが行われた(野宿者ネットワークとキリスト教諸団体との共催による)。祭りでは、亡くなった労働者への慰霊、唄や労働者参加ののど自慢大会、そして盆踊りが行われた。お酒やおでん、シチュー等が参加した人にふるまわれて、西成公園でテント生活している労働者や、西成仮設一時避難所の入所者も共に楽しんだ。