突然の死・・・お風呂場で心臓発作?
新年早々悲しいニュースをお伝えしなければなりません。もと輪番労働者で、昨年9月から居宅保護で生活していた馬場 康則さんが01年12月27日、午後7時頃、入居先アパートの風呂場の浴槽で気を失っておぼれているのを、アパートの従業員が発見、すぐに救急車が呼ばれ大和中央病院に運ばれたのですが、救急隊員・医師らの懸命の手当てにも関わらず、同日午後7時38分、死亡が確認されました。享年63才。特掃の仕事振りはまじめ一徹。一度言い出したら聞かない頑固者の一面もありましたが、人懐っこい丸い目に笑みを浮かべて、冗談を言って周囲を和ませる人気者でした。NPOスタッフ一同、心からご冥福をお祈りいたします。
葬儀について
ご遺族が見つからないため福祉事務所がとり行うことになりそうです。会場・日時については未定。生前の馬場さんをご存知の方でお通夜・葬儀に参列したい方は、NPO釜ヶ崎 電話06‐6630‐6061まで。
「飲酒して入浴」はとても危険!
馬場さんの直接の死因は警察の検死でもはっきりしたことは分かりません。救急車が到着したときすでに心臓は止まっており、直接の死因を特定できないのです。馬場さんは普段からかなり血圧が高かったとのことで、入浴中に心臓発作を起したか、脳卒中を起して気を失い、そのまま湯船に溺れてしまったようです。馬場さんが亡くなった当日も冷えこんだ日でした。馬場さんは寒さをしのぐため、お酒を飲んでお風呂に入ったそうです。飲酒しての入浴は心臓や血管への負担が大きく、心臓病・高血圧症の人は、心臓病の発作や、脳梗塞・脳内出血を引き起こしやすくなり、特に冬は危険です。あまりに痛ましく、あまりに突然な死の引き金を引いたのは、お酒を飲んでの入浴だったのかも知れません。
脳卒中にご用心
この冬もたくさんの人が脳梗塞や脳内出血(これらを一般に脳卒中というそうです)で倒れました。命を取りとめたものの、言語障害(しゃべりにくい・特定の言葉が思い出せない・理解できないなど)や手足のマヒなどの深刻な後遺症が残った人もいます。
どんな病気でも、第一に予防・第二に早期発見・早期治療が大切です。早めに病院で専門的な手当てをすれば、脳梗塞の半身マヒや言語障害などの後遺症も、軽度ですみ、回復も早いものです。突然倒れて気を失う以外にも
@しゃべりにくい・ロレツが回らなくなる A手足がしびれる・動かしにくい B吐き気が止まらない C頭痛がする
などの症状がでたら、軽い脳卒中の可能性があります。一刻も早く病院へ!
野宿している仲間は特に、普段から体に無理をさせていると思われるので、少しでも体調が悪化したら、迷わず救急車を呼ぶか、なるべく早くNPO釜ヶ崎や医療連・労働福祉センターの紹介状をもらって、医療センターで治療を受けましょう!
NPO釜ヶ崎主催の映画上映会のお知らせ
「懐かしい映画を楽しむ会」
大スクリーン(手作り)で、あの感動がよみがえる!
●上映作品(予定)
第1回(1月下旬)
「男はつらいよ 〜 寅次郎 忘れな草」
※ おなじみ寅さんの名作中の名作!マドンナはあの浅丘ルリ子(シリーズ初出演)
以下、毎週土曜日の午後、映画館ではなかなか上映されない、なつかしの名作を選んで上映会を開いていく予定です。詳細は未定ですが、決定次第、ポスター・チラシなどでお知らせします。乞うご期待!!
グラウンドゴルフをしてみませんか?
ルールはとてもかんたん、初めての日から楽しめます!激しいスポーツではありません。ゲームの感覚で、みんなでリラックスしましょう。道具は全部NPO釜ヶ崎にありますので、暖かい服装と運動靴でおいで下さい。
お待ちしています!
とき:毎週土曜日 1/12 ,1/26は天下茶屋公園
1/19は南開公園
朝8:30NPO釜ヶ崎事務所前に集合して会場へ行き、
10:00ごろまでプレイします。
お問合せは:06―6630―6061 福祉相談部門までどうぞ
NPO釜ヶ崎 福祉相談部門では、生活保護の申請の手伝いのほか、施設入所・病院受診にまつわる相談、年金・債務(借金)の問題、住民票探し等を行っています。相談したいことがある人は、NPO事務所までお越しください。