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◇ボランティアさんたちの声 ・田中恵子さん ・脇田寛史さん ・川畑摩紀枝さん ・渡邊翔平さん

 

 

脇田寛史さん - ボランティアさんたちの声

 脇田さんは毎週土曜日午後から事務所に来られ、アパート訪問専門にお願いしています。まだまだ若い30代後半なのでフットワークも軽く、また現在のお仕事、老人保健施設の相談員をされていることもあり、話しをきいてほしくなってしまう雰囲気をもってらっしゃいます。
  「今日は、××さん、この人は心臓の調子が悪くて…。○○さん、ギャンブルが好きで…、お願いします」と訪問してもらう人がどういう人かと簡単に説明させてもらい、特に注意してほしいことを伝えると、「じゃあ行ってきます」と、西成区の住宅地図を片手に雨の日も風の日も自転車でちりちりと訪問。のべで数えると毎週10人くらい、1年間で約40週は行って頂いているので、ざっと400人、今までで約1000人の顔をみてもらっていることになります。
  脇田さんに訪問して頂き、体調が悪いという報告をうけ、スタッフが行き病院受診をすすめ事なきを得た人もいました。また「事務所に来る理由」ができるので、ひさしぶりに事務所に来ましたという人も。不在のときは、扉の郵便入れや窓の隙間から部屋の中の様子をうかがって、「部屋の中からくつの臭いがしたので生活していると思います」と。また必ずポストに「また事務所に来てください」という手紙を入れてきてくれるので、後日「脇田さんいますか?」と事務所に懐かしい顔が。

-----------この場をかりて、いつもありがとうございます。これからもよろしくお願いします。

<NPO釜ヶ崎スタッフ 尾松>

ボランティアが手伝う、ホームレス支援活動!

 私は、NPO釜ヶ崎でボランティア活動をさせていただいて、もう2年になります。現在3年目に入っています。
 きっかけは、越冬を前に、あいりん地区(釜ヶ崎)で開催された『ボランティア講座』の夜回りボランティアに参加したことです。講座終了後しばらくは活動に参加していたのですが、仕事と家庭、それにボランティア活動ですから、私には夜回りの活動を継続することは難しかったのです。でも何か、野宿されている方の『自立支援』活動に協力できないかと思い、今のNPO釜ヶ崎福祉相談部にお願いしてボランティアをさせていただいています。

 活動の内容ですが、私が担当しているのは、野宿をされていた方・野宿をされかけていた方で、今はアパート生活されている方の自宅に訪問し、現在の生活状況をお聞きにあがる、いわば『御用聞き』みたいな活動をしています。

 訪問して良くお聴きするのは、『仕事がしたいんや』『年やからな、仕事は無理やけど何かすることないか。退屈や』『友達もおらんから、淋しいもんや』という日常の相談事から『医者からは癌や言われてる。後どれくらい生きられるんやろうか』『血圧も高いし、酒、止めなあかんねんけど、止められへん。どうしたらええかな』という、ターミナルの方、アルコール依存症の方からの相談、『田舎の兄弟/子どもとも,もう長いこと会ってない。会いたいとも思わんが・・・・』と語られる方もいる。『借金返済の請求書が来た。どうしたらええ』というものもある。時には幻覚・幻聴に悩まされている方のところへも訪問している。

 訪問先の皆さんは、福祉相談部のスタッフの皆さんが一生懸命相談に乗り支援をされてきたからだと思いますが、私を快く迎えてくれます。愛想は良い、とは言えません。しかし、『NPOから来ました、ボランティアです』と挨拶すると、そのとたんに笑顔になって『よう、遠いところ着てくれたね。まあ、入って』って迎えてくれます。脅かされることもないし、お金を貸してなんてこともありませんが、ときおり、『帰ってくれ』って怒鳴られる方もいます。まあ、そんな時でも、『お邪魔しました。でも、また何か困ったことあったら、事務所にきてくださいね』ってだけ、言って帰ります。そりゃ、そうですよね。こちらは何のアポも取らずに、突然、押しかけるんですから、気を悪くされても仕方ないんで、そう言うことはあまり気にせず、次の訪問先へ気持ちを運びます。

 今、言ったように、ほとんどの人はボランティアの訪問を快く思ってくれています。それは、彼らも、我々と同じように、孤独であったり、淋しかったりするからです。野宿をされる方が特別な人じゃない、ってことを私はいいたいのです。人によっては、ボランティア以外に訪問者がいない、って方もおられるのです。そんな方のところに訪問すると、もう、「マシンガントーク」「水をえた魚」って言うのでしょうか、生き生きと話されます。軽く、1時間は・・・・。さすがにそんな時は途中で、「次の訪問先もあるから・・・」と言って帰りますけどね。

 わずか2年少々の活動を通してボランティアの私が感じることは、野宿生活をされている方・されいた方、またはこのままだと野宿せざるを得ない方の支援をするということは、1回や2回の相談で決着するなんてありえない、ってこと。一人の人間が野宿をするんですもん。野宿はそんな安易に出来ることではありません。不安や恐怖を感じながらそれでも野宿せざるを得ず、始められたのだと思います。何度も何度もスタッフの方が一生懸命に相談に乗る。時には行政とも口論をしながら。そうやって、やっとアパートを借り生活を始めれるんです。そういう方が後を絶たない。とうてい3人のスタッフでは、その後のアフターケアまで、手が回らない。じゃ、それはしなくていいのか。しなければ、また野宿に戻られる方もいるでしょう。一人淋しくアパートで亡くなっていかれる方もいるでしょう。

 ボランティアは責任も負えません。時間もかけられません。私の場合、仕事の休みの日である毎週土曜日午後0時ごろから6時ごろまでを活動予定時間としています。もちろん、都合で休むときもあれば、短縮して参加しているときもあります。しかし、この活動は、現状からスタッフだけではマンパワーが明らかに足りません。また、個人で出来るような活動ではありません。スタッフのお手伝いをしてくれるボランティアが必要なのです。継続した活動が必要なのです。

 遣り甲斐のあるボランティア活動であることはまちがいありません。
やる気さえあれば誰にでも出来る活動です。 やる気さえあれば・・・・・

<ボランティア  脇田寛史さん>

 

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