第10回自治労大阪府本部地方自治研究集会
参加と協働の分権・自治―創造から実践へ
特別分科会
「あいりん・野宿生活者問題」ー特別分科会・レポート、資料集
6月7日(金)午前10時〜エルおおさか7F・709号室
1998年の大阪市の調査では、大阪市内には9,000人近くも野宿生活をしている人がいることがわかりました。その数は現在も増え続けており、他の大都市でも同様の状況となっています。野宿生活者の急増は、経済不況の深刻化とリストラによる失業者の増大という背景に加え、大阪では「あいりん」地区に集中する日雇い労働者の高齢化と建設産業の求人件数の激減が大きな要因になっています。
政府による他の大都市も含めた全国的な施策の展開が求められるとともに、それと連携した大阪府・市の雇用・住宅・医療・福祉対策の拡充が急務となっています。同時に野宿に至る原因は「稼ぎ」がないという経済的理由だけでなく、家族・社会における人間関係から断ち切られ、社会的に排除されていることと表裏一体です。雇用・住宅・医療・福祉など個別施策を体系化した自立支援の政策展開が求められています。
この分科会では、「釜ヶ崎のまちづくり」を取り組んでいるところや、労働者の街「あいりん」地区で高齢日雇労働者や野宿生活者に対する直接サービスを担っているところからの報告、連合大阪の「野宿者自立支援立法」の取り組み報告をもとに、今後のあり方の議論をします。
(講演)
「野宿生活者の自立支援について―最近の動向」 福原宏幸さん(大阪市立大学教授)
(変更ー中山徹ー大阪府立大学教授)
(取り組み報告・問題提起)
「日雇い労働者の生活向上と釜ヶ崎のまちづくり、野宿生活者自立支援の取り組み」山田實さん(NPO釜ヶ崎支援機構・理事長)
(レポート報告と助言者からのコメント、討論)
○釜ヶ崎における自治体行政について(大阪市職民生支部・西成区役所支部)
○「あいりん」地域における医療の現状と課題(医療センター労組)
○大阪府におけるあいりん地区日雇い労働者対策および野宿生活者対策の現状(自治労府職労働支部)
○大阪市の野宿生活者対策の取り組み(大阪市職・大阪市従)
(取り組み報告・問題提起)
「ホームレス自立支援法の取り組み」要宏輝さん(連合大阪中小労働運動センター所長)
(助言者)
大阪市立大学・福原宏幸さん
連合大阪・要宏輝さん
NPO釜ヶ崎支援機構・山田實さん