就労支援センター初期報告
作成:釜ヶ崎支援機構
(1)相談受付状況

6-7月平均年齢55.2歳。女性1名。8月平均年齢54.2歳。女性1名。9月平均年齢53.8歳。女性2名。
通期平均年齢54.3歳。女性4名(女性のみ平均年齢47歳)。
● 助走期間を含め9月末までに、釜ヶ崎支援機構お仕事支援部が受けた相談件数は、168件であった。再来や履歴書だけ渡した、履歴所用の写真だけ渡した、求人情報をパソコンで検索するのだけを手伝った等の件数は含まれていない(記録に留めていない)。
● 平均年齢は54.3歳で、45歳未満が29人含まれている。
● 就職相談が最も多く、生活保護申請を視野に入れた就職相談がそれに次いで多い。高齢者では「生き甲斐就労」を求める相談がある。
●居所別では、シェルター(夜間宿所)と野宿を合わせると49.4%となる。
●収入別では、輪番就労(特掃)が最も多く、次いで「現金・契約」である。
●釜ヶ崎支援機構お仕事支援部に相談に来る層の主流は、輪番登録し、夜間宿所を利用している55歳以上の単身男性ということになるが、平均年齢は55歳を割っており、夜間宿所を利用している比較的若い層の相談も多い。



● 結果判明分は、相談件数の12.5%にしかすぎない。就労に結びついた件数そのものが少ない事のあらわれであるが、結果を把握する仕組みを準備していないことにもよる。就職に至るまで、相談を継続できるお仕事支援部にしなければならない。今後はリピーターをどう増やすか、どう対応するかの視点を持つ必要がある。
● 相談者は、「現金」で働くことに自信が持てなくなって、軽作業を求めるものが多く、具体的な転職イメージを持たないで訪れてくる。既存の求人情報誌をめくりながら話をすすめるが、主体的な職探しにはなりにくい。相談者の転職イメージを膨らませる対応が求められている。また、転職しやすくなるスキルアップできる仕組みが必要であると痛感する。
● 自立支援センター利用経験者は17名。短期間の利用で出たものもいるし、就職したが継続に失敗して再び野宿となったものもいる。17名の相談者に対し、自立支援センターの利用を勧めたが、実際に何人が入所したかはあきらかではない。
● 自立支援センターへのやり直し入所や、居住環境の改善が望まれる。
● 相談者の約28%が携帯電話を持っているが、シェルター・野宿では16.9%にすぎない。連絡方法は貼り紙に頼るか、本人の来訪を待つしかない事になっている。


(2)就業機会の提供状況
●釜ヶ崎支援機構が仕事の依頼を受け、仕事を実施したもの(10月末までに完了予定のものを含む)の総収入金額は、4,784,562円となっており、就労延べ人員は631人(内特掃スタッフ74人)である。事業種別では、清掃・除草作業=222人、塗装等作業=113人、ポスティング=212人、車両運行84人となっている。
●内職センターでは4月1日から9月30日までに、1,323,348円の収入を得ている。毎日12〜3人が従事し、1日800〜1,000円の収入となっている。(釜ヶ崎支援機構としては419,748円の赤字)
●災害救助用飲料アルミ缶再生には、36日間延べ143人が従事し、一人1日平均2,960円の収入をもたらした。
(3)今後の課題

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10月 釜ヶ崎支援機構相談業務まとめ
●10月の相談受付件数
*新規相談45件(45人)
*継続53件(40人・平均一人1.4回・最多6回)

●内容別分類
*就職相談が圧倒的に多く、前月から引き続いての再相談が増える傾向を示している。面接で落ちても粘り強く探し続けている事が現れている。

●結果分類
*困難な状況の中で努力が積み重ねられているにもかかわらず、結果に結びつきにくいことを示している。釜ヶ崎支援機構の就労提供、自立支援センター入所を引くと、4件のみ。保証人等の援助策が考えられなければならない。


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(4)望ましい労働市場再参入支援構図