徳島県


県取組16.3.7B○ボランティア・アドプトと連携した地域づくりについて

4 ボランティア団体等との連携によるホームレス対策について

徳島県内のホームレス数は,平成15年1月に厚生労働省の調査(保健福祉政策課で取りまとめ)では14名と把握しています。

 ホームレス対策については,法令等の整備による,雇用の安定,保健医療の確保,住まいの確保及び相談支援体制の整備等,総合的な対策を国,市町村と連携して実施する必要があります。

 自立センター(ホームレス自立支援センター)の設置は,一定以上の対象者がいるなど条件を満たしている場合に設置事業の主体である市町村と連携の上,支援します。

 また,生活保護の適用については,住居がないことや就労能力があることのみをもって保護の要件に欠けるものでない点に留意しながら,画一的な取扱いとならないよう,個々の状況に応じた対応をいたします。

  なお,県におきましては,NPO,ボランティア,地域づくりなどの県民の皆さんの社会貢献活動の総合的な支援拠点として,平成14年7月から「とくしま県民活動プラザ」を沖洲マリンターミナルビルに開設しているところであります。

このプラザにおきましては,社会貢献活動に関する情報の収集・提供,市町村なども含めた交流・連携の促進のための事業なども行っており,こういった取り組みの中からさまざまな暮らしの中での問題点を早期に解決するためのネットワークが構築されることに繋がればと考えております。


 しゃべり場とくしま 年代別 第3回 意見交換の様子

【ボランティア・アドプトと連携した地域づくりについて】

【森本さん】

 会社員だった私は不慮の事故により頚椎にハンディを抱え,人生観が変わったことをきっかけに社会貢献活動をライフスタイルとしています。活動を始めた頃の徳島フェリー跡は,家電リサイクル法施行後のこともあり,「このままではゴミの山」とマスコミに取り上げられるほど不法投棄が相次いでいました。管理者である県にゴミの撤去要請をしたけれど,手間と費用がないと言われ,早期解決の糸口になればと思い一人から始めた美化活動ですが,県環境リーダー養成講座やグランドワーク構築事業で学習した手法を生かし,今では多くのメンバーと県行政の協力のもと,ほとんど毎日,誰かが公園やテトラの浮遊ゴミの美化活動をしています

最後に,徳島にも自立の意志がありながらホームレスとなることを余儀なくされた人たちが多く存在します。服装や身だしなみはちゃんとしているので目視にはかからないけれど,実態はホームレスという人です。公園でのゴミの分別や,海岸に不法投棄されたゴミの収集,一般廃棄物の片付けを,ホームレスと言われる人たちがしていることを皆さんご存じでしょうか。私の住む地域では,テトラの浮遊ゴミの収集や,花壇作り,花の水やりを地域の人たちと一緒にしてもらっています。

 しかし,彼らは厳寒で一夜,放置車両などで生活し,現住所がないために生活保護も受けられずに放置されたままになっています。本県での調査は13名となっているため,行政サイドの対応が相当遅れているのが実情です。実際調査はしたわけではないのですが,市内に50名,県下では100名くらいはいるのではないでしょうか。

 また,新たなホームレスを生まない地域社会づくりの推進として,スラム化している末広有料道路事務所跡地を自立センターとし,県管理の放置ゴミの片付けなどを委託,財源を確保,緊急雇用などによる雇用の創出を提案いたします。東京山谷,横浜市寿の視察や,ホームレス支援のためのフォーラムに先月自費で行ってきましたが,徳島県ならホームレスゼロを目指せると思います。知事はどうお考えなのでしょうか。他府県では個人的な調査まで進んでいると聞きます。徳島県での調査は,どこが窓口で,どこが担当なのでしょうか。

【飯泉知事】

それから第3点目は,ホームレスの皆さんの実態と言いますか,例えばホームレスの皆さんが浮遊ゴミを取り扱って頂いているとか,逆に住所,定住地がないものですから生活保護が受けられない実態をどのように考えるのか。また,県庁として窓口はどのように考えていくのかということで,その後の対策についてもご提言を頂いたところでございます。

また,3番目に,県の窓口,ホームレスの皆さんに対してですね,ここをどういうところなんだろうかと,ホームレスゼロを目指したらどうだろうかというお話も頂きまして。実はホームレスという形での窓口というのは,大阪とか東京はいろいろ社会問題になったもんですから積極的なと言いますか,どちらかというと排除のほうだったとは思うんですけどね。県の場合には,ボランティアの皆さんと連携をしてという観点でいけば,これは県民環境部という,まあこの場所がその一つの拠点でもあるわけなんですが,先ほど言われました,生活保護を対象として考えるということであれば,いわゆる民生関係として保健福祉部が窓口となります。それぞれご相談に応じる,あるいはそういうホームレスの皆さんが積極的にいろんな活動をしたいと,でまた,して頂きたいという形,またNPOの皆さんとの連携という観点からいきますと,やはりここが一番のポイントになるのかなという感じになるかと思います。

【飯泉知事】

 あとは,ホームレスの皆さんの話が出たんですが,ホームレスの方々が,浮遊ゴミを取ってきて頂くと,逆に言うと,取って,そういう形で利活用されておるということになるわけでしょうか。

 

【森本さん】

 これは不法投棄されたものを収集されています。ちょっと,あまり皆さんにお顔は見えないと思いますけれども,地域の人と一緒にこんな形で,これがホームレスの方ではないんですが,テトラの間に浮遊ゴミが来ます。かちどき橋までだったら徳島市,徳島市を過ぎますとこの辺りくらいまでだったら港湾管轄,それを過ぎると国交省の形になるらしいです。やはり国交省の所までいくとなかなかゴミが取れません。

 

【飯泉知事】

 ホームレスの皆さんは,そういう,自主的にそういう,地域の皆さんとやってくれるという感じなんでしょうか。

 

【森本さん】

 6月くらいですかね,たまたま私がしている公園のそばを通りかかられた人,もちろん元々ホームレスの方かどうかわからなかったんですが,一緒に参加されていまして,それで活動の後に,お昼,食事を出すようにしているんですけど,まあ皆さんお弁当持ちなんですけど,なんかそういうような形で一緒に,ワイワイ楽しく花壇作りなんかをやらせて頂いたんですけど,その頃くらいから公園作りをやりました。

 地域の方と本当にいろんなことで,生活保護は受けられないんだろうかとか,相当そういうことで悩みました。でも結局,現住所がないと始まらないということで,どこか一旦現住所を作ってからでないとできない,ただその方たちが望んでいるのは,生活保護を受けることよりも,お仕事を頂いて,それで生活をするということで,保護を受けるということを望んでいる方が多いとは思ってないんですけどね。

 

【飯泉知事】

 大阪・東京でホームレスの問題になった時に,例えば「そういう住宅を作りましょうか」と言っても,「決してそういう所に入るつもりはないんだ」と言われますね。やはり自由気ままにと言いますか,今まで会社人間として勤めて,ある日突然疑問に思って,自由な暮らしをしたいんだと。しかし生活はしなければいけないので働く場所は欲しいという話が多かったとは思うんですが,やはりホームレスの皆さんもそういうお話をされているわけですね。職場が欲しいと。

 

【森本さん】

 実際,お家がないだけで,お仕事に行かれている方もあります。それで,家がないのでホームレスか,ハウスレスというのかもわからないんですけど,そのあたりの定義づけが私自身もまだよくわかりませんが,他府県の,本当に寝てばっかりの方とは違って,本当に徳島の人は仕事があれば是非にということで,メンバーの中で仕事を探して斡旋している方もあるというのを聞きました。

 

【飯泉知事】

 緊急雇用を使ったらどうだというご提言も頂いたわけなんですが,ちょうど緊急雇用も国の施策としてやって,ちょうど来年度が最終年度になるんですね。ですから,最近景気は,徐々には良くなってきたという話はあるんですけど,なかなか雇用の場がそう伸びないという話もありまして,我々も雇用は国がしっかりまずやってもらうというのがあるものですから。国がこの緊急雇用対策を,これからも引き続きしっかりとやってもらいたいという点は言っていきたいとは思うんですが,やはり県としても国頼みというのもまずいもんですから,やはりNPOという形で,県だとか市町村の仕事を,逆にNPO団体の皆さんにどんどんやって頂く。もちろん無償でなくやっていって頂いて,仕事の場と雇用の場,そして場合によっては皆さんの自己実現の場,こういったものを広げていきたいなと考えておりまして,実はここの場所も14年の夏にオープンをさせて頂いたのですが。


 (別紙1

2「受験資格」の(1)のイに定める「相談援助業務に従事する者」の範囲は次のとおりです。

41 「セーフティネット支援対策等事業の実施について」(平成17年3月31日付け社援発第0331021号)別添14(ホームレス自立支援事業実施要領)に基づくホームレス自立支援センターにおいて相談援助事業を行っている生活相談指導員


 新規事業評価シート(平成18年度新規分)

若年者就労意識調査事業

事業の必要性:若年者については,全国的にフリーターやニートと呼ばれる不安定就労者や若年無業者が増加し,将来的に社会に及ぼす悪影響が懸念されており,本県においても若年者に対する雇用対策が大きな課題となっているため,県内のフリーターやニートの実態を調査し把握する必要がある。

(9)本事業を実施することにより副次的効果はありますか:生活基盤の安定化による所得格差の是正

犯罪,ホームレス化の予防 


徳島市議会


平成14年第 2回定例会−0610-07

◆18番(東條恭子君)

今、正社員も切り崩されています。いわゆるリストラです。パートのことは女性の問題だと見過ごすことで、ますます正社員、徳島で言えば男性の働く場がなくなっているというのが現状です。ホームレス、この言葉は大阪や東京でのことと思っていましたが、新町橋の下で最近何人か見かけたという話も聞きます。