(注7)
西成労働福祉センターは、あいりん総合センターの寄せ場を利用する求人業者を登録させ、その業者が、届け出した求人条件を記載したプラカードを求人業者に交付し、それを基に求職者と直接交渉して雇用関係を結ぶというもの。早朝5時頃から短時間の間に多数の求人・就職者の契約を取り決める必要があることから行われている、地域独特の紹介方式である。
しかし、求人数が減少している最近では、プラカードによる労働条件の明示が行われなくなっている。また、登録業者は1ヶ月ごとに西成労働福祉センターに労働条件を報告する義務があるが、これも形骸化している。