(注12)
現代福祉国家をめぐる論争を論じた文献は多い。そうした中で、ここではフランスでの社会的排除と「市民的所得」という政策レベルまで踏み込んで論じた以下の文献を紹介しておこう。若森章孝「福祉国家は超えられるかー福祉国家の両義性とコミュニティの不在」(八木・山田等編『復権する市民社会論ー新しいソシエタル・パラダイム』日本評論杜)、1998年。