大阪市立の共同宿泊所に宿泊せる勞働者の生活(モノグラフイ)
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大阪市役所社會部調査課 勞働調査報告 第十一輯 大正十年九月三十日發行


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 我が勞働調査は着々進捗致して居りますが、其最初の題目たる工業勞働の方面に未だ雇用關係の問題や工業保健の問題や勞働者の生活問題等、色々重要の問題が殘つて居ります。
而して目下其何れもの問題に就て調査を進めて居りますが、最後の勞働者の消費的生活の方面に就ては既に生計費の調査に於て外部的經濟的生活の状况を調べましたから、更に内部的精神的生活の方面の事を明にせねばならぬことになりました。
然し乍ら此調査は甚だ至難のことであつて其適當の方法を發見するに苦しみましたが別に妙案も浮ばぬので、一種のモノグラフイとも謂ふべきものを作つて之に代へることにしました。
そのモノグラライを作るにした所で、どうした勞働者を調査の對象にするかは問題ですが、色々考慮した結果我が三個の市立共同宿泊所に宿泊して居る宿泊人と、曩に我が『家計の栞』を一ケ年間繼續して記入した記入者について之を試みることにしました。今此に出來上ったものは其前者に屬するものであります。何分初ての試みでありまして充分滿足に値するものではないが多少の參考になることを期して梓に載せることにした次第であります。


奥付
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大正十年九月廿七日印刷
大正十年九月三十日發行

大阪市役所社會部調査課

 大阪市南區難波新川壹丁目七一九番地
印刷者 由良政太郎
 大阪市南區難波新川壹丁目七一九番地
印刷所 由良活歩堂
(電話南五二七二番)


入力者(本間啓一郎)注

◎1983年改定JIS規格で入力できない文字や記号については、次のように対応した。
・2字分の反復記号は/\と表記した。
・1字分のそれは「ゝ」と表記した。
・類似した文字や記号がJIS規格にある場合はそれで代替した。本データでは以下の文字がそうである。

教・道・黒・噌・溌・掴・福・徳・飾・郷・運・浮・侠・陰・兼・羽・節・録・強・青・情・前・神・捲・弱・尊・温・刊・剥・穏・晴・歩・清・社・消・精・背・産・終・削・包・戻・習・装・砕・送・免・遇・菜・舎・憎・誤・被・冬・捨・飽・錆・晩・程・楢・稍・既・鹽・尚・縁・填・忍・遂・掃・涜・戸・幣・平・抜・翌・近・害・鰯・還・概・巡・頼・祈・突・半・届・館・適・所・起・麻・硝・説

・類似した文字や記号がない場合はデータの先頭から番号(漢数字)を付け▼と▼とで囲み、ファイルの末尾で▲と▲とで囲んだ番号の次行で注記した。
・本データでは「一」から「五」がそうであるが、それ以外に誤記等と思われるについても▼と▼とで囲み、▲と▲とで囲んでファイル末尾で注記した。

◎大見出しにはその次行に「=」を大見出しの幅だけ付けた。小見出しは、その次行には「-」を小見出しの幅だけ付した。

◎データ末には「$$」を置いたが、データと非データとを区別するためである。